生活に役立つ趣味なら
もともと趣味は味わいとか好みとかということですし、響きは良くありませんが道楽と一緒の意味です。
だから、自分の気に入っていることや好きなことをやるということでしょう。
したがって、どちらかというと、自分のやりたいことやってみる、あるいはやっているということで、特に定義する必要もなさそうです。
しかし、世の中的には、高齢社会になり、人生80年時代となり、生涯計画をきちんとする必要があるとされ、ライフプラン研修なども盛んとなり、ライフデザインやマネーデザイン、健康管理などが注目されています。
特に定年後、仕事がなくなり、同時にやることがなくなり、手持無沙汰で気力もなくなると、淋しい人生になってしまうから、趣味くらいは今から持っていた方がいいと教えられます。
そうだなと思う方がほとんでしょうが、新しく見つけるとなると大変です。
こうしたときに、お奨めできるのは、自分は何が、どんなことが好きなのか、興味があるのかと自問してみることです。心を静かにして、いろいろ思いめぐらすことです。
それでも浮かんでこないときに、子供のころに帰って、自分が得意だったことや面白かったこと、ほめられたこと、どんな仲間がいたかなどを思い出すことです。
小学生のとき絵が得意で賞をもらったこと、学生時代麻雀で日長過ごしたこと、作文が好きだったことなどです。
それらからヒントをもらい、生活の中に趣味を入れ込みことが割合簡単にできます。
もっといいことは生活に役立つ趣味になることですが、これば簡単ではありません。役立つ度合いにもよりますが、かなりの収入を得ようすれば、趣味の域を超えなければなりません。小遣い稼ぎ程度というのであれば、道はたくさん開けます。
絵やイラストでアルバイト程度のことはできますし、麻雀でシニア世代の交流のお手伝いをしている人もいます。作文となると、コメント投稿でポイントをいただく道も広がっています。神社仏閣めぐりが趣味で全国を巡り歩き、今はそういう講座の講師を務めている人もいます。
ホームページやブログを上手に使っている人もいます。
生活に役立たせるという直接の狙いよりも、趣味をエンジョイする気持ちで取り組んでいけば、結果として生活に役立つようになるのではないでしょうか。