芸術系の趣味はどうだろ
一口に芸術系の趣味といっても、ダンスのように体を動かすもの、絵画や書道のようにじっと座って作業するもの、映画鑑賞や読書のように気軽に楽しめるもの、とかなり幅が広いです。また、みんなでわいわい楽しめるか、ひたすら一人でするか、といった違いもあります。
まずは、自分がどんな目的で趣味をはじめたいのか考えてみるといいかもしれません。休日の一人の時間を充実させたいからでしょうか?友達を作りたいからでしょうか?子供のころにちょっとかじった世界を本格的に知りたくなったからでしょうか?
奥深い芸術系趣味のなかにも、鉛筆と紙さえあれば始められるデッサンのようなものもありますが、今回は先生につくことを前提に話を進めたいと思います。
とりあえず一人の時間を充実させたいなら、芸術系の本や雑誌をちょっと読んでみるところから始めてもいいかもしれません。教室の体験記などが載っていることが多いので、もっと知りたいと思った時にスムーズに教室さがしができるでしょう。
友達を作りたいなら、どのような趣味にしても、自分のレベルに合ったクラスがあるスクールに通ってみるといいでしょう。
かつては大人が始めるにはハードルが高かったピアノやバレエといった趣味にも、今は多くのスクールに大人初心者用のクラスがあります。同じくらいのレベルの人たちと励ましあって上達を目指せば、気の合う友達がみつかる可能性が高いでしょう。
ダンス教室などは発表会に向けてみんなで練習するので、とくにその傾向が強いと思います。
また、静かに作業するイメージの絵画教室も、屋外でのスケッチがある教室などは意外とほかの生徒さんと話す機会があります。
ですがどのスクールにしても、できるだけ事前にレッスンを見学して、どのくらいの本気度の教室か、自分のカラーに合うかを確かめておくことが大事です。同じ初心者クラスでも、基礎からみっちり訓練する教室もあれば、わいわいと雰囲気を楽しむことがメインの教室もあるからです。
少し知った世界を深めたいなら、どのようなスクール、クラスが良いかは自分で判断できると思います。個人的には、芸大受験生が多いクラスに参加すると、まわりがみんな本気なのでやる気を刺激されておすすめです。